ビジネスの自己紹介や雑談で必ず聞かれるのが「出身地」や「経歴」。
単に名前と会社だけでは会話が続かず、少し踏み込んだ「Where are you from?」「What’s your background?」といった質問に答えられるかどうかが、その後の会話を左右します。
しかし多くの人が、
「出身地は何と言えばいい?」
「前職や学歴を英語で説明できない」
「キャリアの紹介でどこまで話せばいいか分からない」
と悩みます。
実際に必要なのは、シンプルで分かりやすい定型フレーズ。
この記事では、出身・学歴・職歴・経歴を説明するためのビジネス英語フレーズ100選 を紹介します。
会話を広げ、自己紹介をより自然で魅力的にするための表現をシーン別に解説しました。
出身地を話す
フレーズ
- I’m from Osaka, Japan.
(日本の大阪出身です) - I was born in Kyoto, but I grew up in Tokyo.
(京都で生まれましたが、東京で育ちました) - My hometown is Fukuoka.
(出身地は福岡です) - I currently live in Yokohama.
(現在は横浜に住んでいます) - I’ve lived in Singapore for three years.
(シンガポールに3年間住んでいます)
💡 英語豆知識
- be from〜 = 出身地を言う定番表現。
- hometown = 生まれ育った街。
- I was born in〜, but grew up in〜 の型は自己紹介でよく使う。
学歴を紹介する
フレーズ
- I graduated from Waseda University.
(早稲田大学を卒業しました) - I majored in economics.
(経済学を専攻しました) - I studied engineering at the University of Tokyo.
(東京大学で工学を学びました) - I hold a master’s degree in business administration.
(MBAを持っています) - I did an exchange program in the U.S. during college.
(大学時代にアメリカで交換留学をしました)
💡 英語豆知識
- major in〜 = 専攻する。
- hold a degree in〜 = 学位を持っている。フォーマルでビジネスに適切。
- exchange program = 交換留学。留学経験を話すときに便利。
職歴を説明する
フレーズ
- I started my career at Sony.
(ソニーでキャリアを始めました) - I used to work for a trading company.
(以前は商社で働いていました) - I joined ABC Corporation in 2015.
(2015年にABC社に入社しました) - Before this job, I worked in sales.
(今の仕事の前は営業をしていました) - I’ve been working in the IT industry for ten years.
(IT業界で10年間働いています)
💡 英語豆知識
- start my career at〜 = キャリアの始まりを言う便利表現。
- used to〜 = 以前〜していた。過去の職歴を説明するときに必須。
- have been 〜ing = 現在までの継続(〜してきた)。
役職・キャリアのステップを語る
フレーズ
- I was promoted to manager in 2020.
(2020年にマネージャーに昇進しました) - I moved from sales to marketing.
(営業からマーケティングに異動しました) - I’ve had experience in both domestic and international projects.
(国内外のプロジェクト両方に携わった経験があります) - I became the head of the R&D team last year.
(昨年R&Dチームの責任者になりました) - I’m currently leading a project in Asia.
(現在アジアでのプロジェクトを率いています)
💡 英語豆知識
- be promoted to〜 = 昇進する。必須表現。
- move from A to B = 部署異動を簡潔に表現。
- lead a project = プロジェクトを率いる。リーダーシップを示す言葉。
強み・専門性を伝える
フレーズ
- My strength is problem-solving.
(私の強みは問題解決力です) - I specialize in digital marketing.
(デジタルマーケティングを専門にしています) - I have expertise in financial analysis.
(財務分析に専門性があります) - I’m good at managing teams.
(チームマネジメントが得意です) - I bring international experience to the team.
(国際的な経験をチームにもたらしています)
💡 英語豆知識
- strength / weakness = 強み・弱み。自己PRの定番。
- specialize in / expertise in = 専門分野を表現。
- I bring〜 = 自分の価値を示す自然な表現。
経歴を簡潔にまとめる
フレーズ
- To summarize, I have over 15 years of experience in the automotive industry.
(まとめると、自動車業界で15年以上の経験があります) - In short, my background is in finance and strategy.
(要するに、私の経歴は金融と戦略です) - Overall, I’ve worked in three different industries.
(全体的に、3つの業界で働いてきました) - My career path has been focused on project management.
(私のキャリアはプロジェクトマネジメントに集中しています) - That’s a brief overview of my background.
(以上が私の経歴の概要です)
💡 英語豆知識
- to summarize / in short / overall = まとめ表現。
- overview = 概要。自己紹介の締めに使える便利単語。
- background = 経歴全般。留学・職歴どちらにも使える。
出身・経歴トークのコツ
- 短くまとめる:長すぎる経歴説明は避ける。
- キャリアの強みを入れる:専門性を一言加えると印象アップ。
- 相手に質問を返す:「How about you?」で会話を広げる。
- 一貫性を持たせる:話がバラバラにならないよう「流れ」を意識。
まとめ
出身や経歴は、自己紹介をより具体的にし、相手との距離を縮める大切な要素です。
今回紹介した100フレーズを使えば:
- 出身地を伝える
- 学歴を紹介する
- 職歴を説明する
- 役職やキャリアのステップを語る
- 強みや専門性を伝える
- 全体を簡潔にまとめる
すべてのシーンで自信を持って自己紹介できます。
👉 次の会議や出張でぜひ活用してみてください。


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