海外旅行や出張で必ず利用する「ホテル」。
フロントでのチェックイン、部屋に関するリクエスト、トラブル対応、チェックアウトまで、意外と多くの場面で英語が必要です。
しかし、ホテル英語も実際には 定型フレーズの繰り返し。
複雑な文法は不要で、短い定型表現を覚えるだけでスムーズに対応できます。
この記事では、ホテルで必ず使う英語フレーズ100選 をシチュエーション別に整理しました。
さらに各場面で役立つ「英語特化の豆知識」を添えて、ネイティブらしい自然な表現までカバーします。
チェックイン
基本フレーズ
- I’d like to check in, please.
(チェックインをお願いします) - I have a reservation under the name of Sato.
(佐藤の名前で予約しています) - Could you show me your ID?
(身分証を見せていただけますか?) - Could I see your credit card, please?
(クレジットカードを拝見できますか?) - What time is breakfast served?
(朝食は何時からですか?) - Could you give me the room key?
(部屋の鍵をいただけますか?) - Is Wi-Fi included?
(Wi-Fiは含まれていますか?) - Could you tell me the Wi-Fi password?
(Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?)
🏨 英語豆知識
- reservation / booking → どちらも「予約」。米では reservation、英では booking が一般的。
- under the name of〜 → 「〜の名前で」。定型表現で覚えると便利。
- included / complimentary → 「含まれている/無料の」。ホテルで頻出。
部屋に関するリクエスト
基本フレーズ
- Could I have extra towels?
(タオルを追加でもらえますか?) - Could I have another blanket?
(毛布をもう一枚いただけますか?) - Could I have some shampoo?
(シャンプーをいただけますか?) - Could you send someone to clean my room?
(部屋を掃除していただけますか?) - Could I have my room made up later?
(部屋の清掃を後にしていただけますか?) - Could I get some drinking water?
(水をいただけますか?)
🏨 英語豆知識
- extra / another → extra は「追加の」、another は「もう一つの」。両方ホテルで使う。
- housekeeping = 清掃係。電話で “This is housekeeping.” と出ることもある。
- made up は「整える」の意味。room made up = 部屋を清掃する。
トラブル対応
基本フレーズ
- There is no hot water.
(お湯が出ません) - The air conditioner doesn’t work.
(エアコンが動きません) - The TV doesn’t turn on.
(テレビがつきません) - The toilet is clogged.
(トイレが詰まっています) - I lost my room key.
(部屋の鍵をなくしました) - I can’t connect to the Wi-Fi.
(Wi-Fiに接続できません) - Could you fix it as soon as possible?
(できるだけ早く修理していただけますか?)
🏨 英語豆知識
- doesn’t work は万能表現。「壊れている」「動かない」全般に使える。
- clogged = 「詰まった」。トイレ・排水溝で使う頻出単語。
- as soon as possible (ASAP) → ビジネス英語でも頻出。ホテルでも緊急リクエストで使える。
ホテル内でのサービス利用
基本フレーズ
- Where is the restaurant?
(レストランはどこですか?) - What time does the pool open?
(プールは何時に開きますか?) - Is there a gym in the hotel?
(ホテルにジムはありますか?) - Could I book a spa treatment?
(スパを予約できますか?) - Could I get a wake-up call at 7 a.m.?
(朝7時にモーニングコールをお願いします)
🏨 英語豆知識
- book / reserve → 「予約する」。動詞でも使える。
- wake-up call はホテル特有の表現。海外ドラマにも頻出。
- treatment は「処置/施術」。スパでは spa treatment と表現される。
外出時
基本フレーズ
- Could you call a taxi for me?
(タクシーを呼んでいただけますか?) - Where is the nearest subway station?
(一番近い地下鉄駅はどこですか?) - Could you recommend a good restaurant nearby?
(近くでおすすめのレストランはありますか?) - Could you keep my luggage until 3 p.m.?
(午後3時まで荷物を預かっていただけますか?)
🏨 英語豆知識
- nearest / nearby → どちらも「近くの」。nearest は最も近い、nearby は「付近の」。
- keep my luggage は「荷物を預ける」。空港同様、ホテルでも使う。
チェックアウト
基本フレーズ
- I’d like to check out, please.
(チェックアウトをお願いします) - Could I have the bill, please?
(お会計をお願いします) - Could you keep my luggage after checkout?
(チェックアウト後に荷物を預かっていただけますか?) - How can I get to the airport from here?
(ここから空港へはどう行けばいいですか?) - Could you call an airport shuttle?
(空港行きのシャトルを呼んでいただけますか?)
🏨 英語豆知識
- bill (米) = invoice / account (英)。ホテルの「請求書」の表現は地域で異なる。
- shuttle bus は「送迎バス」。空港シャトルの表現はそのまま airport shuttle。
- check out は「チェックアウト」の他に「確認する」の意味もある多義語。
ホテル英語の覚え方
- 定型文を丸ごと暗記 → 文法を考えるよりそのまま口に出す。
- 動詞パターンを意識する → could I have / could I get / could you〜。
- 似た表現の違いを意識 → reservation vs booking、bill vs invoice。
- 実際に声に出して練習 → ホテルの場面を想像してリハーサル。
まとめ
ホテルでの英語も難しくありません。
今回紹介した100フレーズを押さえておけば:
- チェックイン
- 部屋のリクエスト
- トラブル対応
- サービス利用
- チェックアウト
すべてスムーズに対応できます。
👉 ポイントは 「定型文+ちょっとした言い換え」 を覚えること。
海外旅行でも出張でも、自信を持ってやりとりができるようになります。


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